当院は総合病院であり、他科との連携を行うことにより集学的治療が可能です。医師や看護師だけでなく、臨床工学技士、診療放射線技師、理学療法士、医療ソーシャルワーカーなどのコメディカルスタッフを含めた多職種間での連携を図り、症状はもちろんのこと、病気の再発予防のための教育、精神的サポートや退院後の社会資源の調整など包括的な対応を心がけています。
また地域の医療機関や開業医の先生方との連携を大事にしています。患者様やご家族、ご紹介頂く先生方に納得頂ける診療を目指しています。
令和5年4月27日現在
午前診療時間:9:00-12:00
受付時間:8:00-12:00
診療科目 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
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循環器内科 | 岩村 | 高岡 | - | 岩村 | 高岡 | - |
狭心症、急性心筋梗塞などの虚血性心疾患はもとより、心不全、不整脈、弁膜症、心筋症、不整脈などの心臓の病気、大動脈解離や下肢閉塞性動脈硬化症といった大血管・末梢血管の病気など、あらゆる心血管疾患に幅広く対応できる体制を整えています。また高血圧、糖尿病、脂質異常、肥満などの生活習慣病や睡眠時無呼吸症候群における虚血性心疾患のスクリーニングや治療、二次予防に関しても積極的に取り組んでいます。
症状が安定している狭心症が疑われる症例では、まず外来で非侵襲的検査を行います。特に冠動脈CT検査は狭窄病変の有無だけでなく、病変の性状まで評価をすることが可能です。気になる胸部症状があったり、罹患期間が長い糖尿病症例などでは冠動脈CT検査で精査されることをお勧めしています。また地域の先生方からご依頼を頂いた場合も、結果報告を含めて即日対応が可能です。
外来での検査で狭心症と診断された場合は、入院のうえカテーテル検査を行います。2泊3日の入院で、手首の動脈から局所麻酔下で検査を行います。必要に応じてプレッシャーワイヤーを用いて冠血流予備量比(FFR)を測定し、心筋虚血の有無を評価したうえでカテーテル治療の適応を適切に判断します。治療が必要となった場合は、血管内超音波(IVUS)や光干渉断層法(OCT)を用いて冠動脈病変の性状を評価し、安全性を最優先し、丁寧に的確な治療を行います。慢性閉塞病変をはじめとする複雑病変に対する治療、ロータブレーターを使用した高度石灰化病変に対する治療にも対応しています。
狭心症や急性心筋梗塞など、かけがえのない"いのち"に関わる心臓や血管系疾患に対する急性期医療に使命感を抱き、当院に新たに開設した「心臓血管センター」のセンター長を拝命しました。
当センターでは北河内圏の皆様に安心いただけるよう、いついかなる時にも救急対応できる体制を整えており、虚血性心疾患に対しては最新鋭の血管撮影装置を導入し、複雑病変に対する高度な血管内治療を可能にしています。
あわせて地域の医療機関や開業医の先生方との連携を大切にし、超急性期の救命措置から慢性期の管理に至るまで、スタッフ一同"ハートチーム"として、最善・最良の治療を患者様に提供させていただきます。
私たち寝屋川生野病院「心臓血管センター」は、多職種で構成される"ハートチーム"であり、チームワークとフットワークの良さを誇る循環器領域のエキスパート集団です。
お一人で歩いて来院される軽症の方、救急搬送される重症の方、慢性期から超急性期に至るまで、全てに責任をもって継続的な治療を行います。
迅速かつ安全・丁寧な診療を常に心がけると共に、北河内圏の皆さまから信頼されるセンターをめざしてスタッフ一同、今後とも24時間365日野全力対応に努めます。
あわせて医師直通の<循環器ホットライン>を設置し、電話番号を救急隊や地域の医療機関の皆さまにお知らせしています。いつでもご連絡くださいましたら、迅速に対応させていただきます。